学習ガイド:受かるための勉強法

試験のしくみと、合格者・不合格者への取材から見えた"受かる勉強法"を、順番立てて解説しています。 記事は全20本。下の読む順番のとおりに進めば、教材を選ぶ前から受験後の手続きまで一通りそろいます。

読む順番

カードの並びではなく、勉強が進む順に並べ直したものです。すでに勉強を始めている人は、 自分がいる段階から読んでください。

① まず、試験の全体像を知る

教材を買う前に読む段階。「どれくらい難しいのか」「どれくらい時間がかかるのか」を先に見積もっておくと、あとの計画が崩れにくくなります。

② 勉強の順番を決める

科目Aと科目Bのどちらから手を付けるか、過去問をどれだけ回すか。ここで順番を間違えると、時間をかけたのに伸びないという事故が起きます。

③ 科目A(知識)を固める

出題範囲が広く、どこから手を付けるかで効率が変わる科目。分野の地図を持ってから始めます。

  • 科目Aの頻出分野 … テクノロジ/マネジメント/ストラテジの3系を地図化。分野別の優先順位と攻略法。
  • 科目Aの計算問題 … 出る分野の早見表・頻出公式・例題つき。捨てる/取るの判断まで。
  • 科目Aは難しい? … IPAの評価点分布を数えると35.2%が基準点未満。落ちる人の76%は「あと少し」。
  • 科目A免除(午前免除) … 認定講座で科目Aを免除する制度の費用・メリットと、使うべきかの判断。
  • 午前免除試験の過去問 … IPA公開分は71回。現行60問形式は14回=840問で、合格基準も60問中36問と公表済み。

④ 科目B(アルゴリズム)を攻略する

多くの人が最後まで苦戦する科目。使える問題数が限られているぶん、1問あたりの使い方が結果を分けます。

  • 科目Bの解き方 … 擬似言語の仕様はA4で2ページ。記述形式9種類の原文一覧とトレースの型。
  • 科目Bの過去問は50問だけ … IPAが公開している科目B問題の全量と、少ない問題数で仕上げる演習の設計。
  • 科目Bの対策時間 … 教材は50問=本番ペースなら約4時間で尽きる。時間ではなく1問あたりで決める。

⑤ 申し込み〜試験当日

試験の1〜2週間前に読む段階。当日のルールはIPAではなく申込サイト側に書かれているものが多く、思い込みで持って行くと会場で困ります。

  • 試験当日の流れ … CBTの受け方・持ち物・時間配分。会場で何が起きるかを時系列で解説。
  • 当日の持ち物と電卓 … 必須は本人確認書類1点だけ。机に置けるのは6種類、電卓・腕時計は不可。

⑥ 受験したあと

合否が出てからの手続きと、落ちてしまったときの次の一手。

このガイドが持っている数字

基本情報の情報は世の中に大量にありますが、出典のない数字もそれだけ流通しています。 当サイトのガイドは、IPAや官公庁が公開している資料を実際に開いて数えたうえで書いています。 その代表的なものが下の表です(根拠と数え方は各記事の「出典・ご注意」に書いてあります)。

数字何の数字か記事
399項目 シラバスVer.9.2に並んでいる学習項目の数。IPAは勉強時間を公表していないので、範囲の広さはこれで測るしかない(当サイトがPDFを数えた集計) 何時間で受かる?
1,900問 IPAが公開している科目Aの過去問の総量。「何年分やるか」を問題数に置き換えると計画が立つ(当サイト集計) 過去問は何年分やる?
50問 同じくIPAが公開している科目Bの問題の総量。本番20問なので約2.5回分しかない(当サイト集計) 科目Bの過去問は50問だけ
約4時間 その50問を本番のペース(1問5分)で解いたときの所要時間。「科目Bに何十時間」の大半は問題を解く時間ではない(当サイト試算) 科目Bの対策時間
9種類 科目Bの擬似言語の記述形式。IPAの原文に載っているのはこれだけで、覚える文法は思ったより少ない 科目Bの解き方
+26項目 基本情報から応用情報でシラバスの学習項目が増える数(399→425)。マネジメント系は同数で、範囲より「求められる到達度」が違う(当サイトが3試験を同じ方法で数えた集計) ITパスポート・応用情報との違い
2か所 擬似言語の仕様(IPAの別紙2)が、ITパスポート用の別紙1と違っている箇所の数。記述形式9種類は同一で、差は「.」演算子と「未定義」だけ(当サイトが両方の原文を突き合わせた結果) 科目Bの解き方
35.2% 科目Aで基準点600点に届かなかった人の割合(令和8年6月分)。「科目Aは簡単」と言われるが3人に1人が落ちている 科目Aは難しい?
565人 同じ月に、科目Bを突破しながら科目Aで落ちた人の数。IPAの評価点分布と合格者数の差から算術で出せる 科目Aは難しい?
38.3% 令和7年度の合格率。制度改定直後の47.1%から3年連続で下がっている(IPAの統計資料) 難易度は下がった?
71回 IPAが公開している午前免除(科目A免除)の修了試験の回数。現行60問形式は14回=840問あり、本試験の科目A公開分(140問)より多い(当サイト集計) 午前免除試験の過去問
274件中20件 科目A免除の認定講座のうち、企業が開設しているものの数。9割以上は学校向けで、社会人が個人で申し込める講座は少ない(当サイト集計) 科目A免除(午前免除)
48.5% 技能・技術(資格)手当を支給している企業の割合。厚労省の調査で、支給された人の平均は月21.5千円 資格手当はいくら?

※「当サイト集計」と書いたものはIPAの公表値ではなく、公開資料を当サイトが数えた結果です。 数え方と除外したものは各記事に明記しています。評価点はIRT(項目応答理論)にもとづく値で、正答数そのものではありません。

ガイド記事の一覧(全20本)

🗺️ 合格までのロードマップ 未経験から基本情報に受かるまでの勉強法を、順番つきで解説。 🔍 科目Bの解き方 擬似言語の仕様はA4で2ページ。記述形式9種類の原文一覧とトレースの型。 📄 科目Bの過去問は50問だけ IPAが公開している科目B問題の全量と、少ない問題数で仕上げる演習の設計。 科目Bの対策時間 教材は50問=本番ペースなら約4時間で尽きる。時間ではなく1問あたりで決める。 📊 難易度は下がった? IPAの統計で検算。合格率は47%→38%に低下中。「偏差値49」の正体も。 🔀 ITパスポート・応用情報との違い シラバスを数えたら学習項目は180・399・425。範囲より「求められる到達度」が違う。 📚 過去問は何年分やる? IPA公開分を数えると1,900問。"年分"で数えられる範囲と、何回分やるかの目安。 何時間で受かる? シラバスを数えたら399項目。目安時間を自分の学習に翻訳する。 📚 独学か講座か 科目A 1,900問/科目B 50問。お金を払う価値があるのは科目Bだけ。 🧮 科目Aの計算問題 出る分野の早見表・頻出公式・例題つき。捨てる/取るの判断まで。 📉 科目Aは難しい? IPAの評価点分布を数えると35.2%が基準点未満。落ちる人の76%は「あと少し」。 🗂️ 科目Aの頻出分野 テクノロジ/マネジメント/ストラテジの3系を地図化。分野別の優先順位と攻略法。 🏫 試験当日の流れ CBTの受け方・持ち物・時間配分。会場で何が起きるかを時系列で解説。 🎒 当日の持ち物と電卓 必須は本人確認書類1点だけ。机に置けるのは6種類、電卓・腕時計は不可。 📜 合格証書はいつ届く? 受験月ごとの発送日から逆算。合格証書・合格証明書・合格証書番号の使い分けまで。 🔁 基本情報に落ちたら 次に受けられるのは31日後から。点数は持ち越せず両科目を受け直し。31日の使い方まで。 🧾 受験料の領収書の出し方 IPAではなく申込サイトから出す。経費精算に要る2枚と、1年で切れる期限。 💰 資格手当はいくら? 試験別の相場統計は無い。国の調査で48.5%の会社が支給、平均は月21.5千円。 🗝️ 午前免除試験の過去問 IPA公開分は71回。現行60問形式は14回=840問で、合格基準も60問中36問と公表済み。 🎫 科目A免除(午前免除) 認定講座で科目Aを免除する制度の費用・メリットと、使うべきかの判断。