基本情報に落ちたら|次に受けられるのは31日後から

マイページで不合格を見た直後にいちばん知りたいのは、たぶん2つです。 次はいつ受けられるのかと、受かっていたほうの科目はどうなるのか。 先に答えを書くと、次に指定できるのは31日後からで、点数は持ち越せません。 そのうえで、空いた31日を何に使うかを整理します。

結論:次に指定できる受験日は「31日後」から

受験申込サイトの案内はこう書かれています。 「再申込時に、受験日として指定が可能な日は、前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降」。 翌日を1日目として数えて31日目から、と読み替えると間違えません。 6月1日に受験したなら、指定できるのは7月2日以降です。

日付を数えるのが面倒なら 再受験日シミュレーター に前回の受験日を入れてください。 最短で指定できる日と、今日からあと何日かが出ます。

「申し込める日」と「受験できる日」を混同しない

ここが多くの解説で取り違えられているところです。申込みそのものを止められる期間はありません (案内では「特にありません」と明記されています)。制限がかかるのは、申込み画面で選べる受験日のほうです。

いつから注意
再申込みの手続き 受験した日〜翌日ごろ 申込済みの試験の終了時刻を過ぎてから。システム処理で数時間〜1日程度かかる
指定できる受験日 前回の受験日+31日目以降 前回を欠席した場合は適用されない
複数回の同時申込み 不可 未受験の申込みが残っている間は、別の申込みができない

※席の空き状況があるので、最短日に必ず予約できるとは限りません。実際に選べる日は申込画面で確認してください。

受かっていた科目の点数は、持ち越せない

不合格の通知でいちばん堪えるのがここです。科目Aだけ基準点を超えていた場合でも、 「成績は次回以降に持ち越すことはできず、不合格となり、次回試験も科目A試験、科目B試験の両方を受験する必要があります」 と明記されています。次も2科目とも受け直しです。

これが分かっていないと、落ちたほうの科目だけを31日間やり続けて、受かっていたほうを忘れるという失敗が起きます。 実際、科目Aは範囲が広いぶん、1か月放置すると用語の再現率がはっきり落ちます。 「弱いほうを厚く、強いほうは維持」の配分にしてください。

科目Aだけを免除できる制度は別にあります(認定講座の修了認定=科目A免除)。 これは事前に講座を受けておく制度で、前回の得点によって免除されるものではありません。混同しないよう注意してください。

「同じ問題が出る」って本当?

再受験を控えた人がよく検索するのがこれですが、公式は答えを出していません。 受験日ごとの出題が同じかという問いに対し、受験申込サイトは 「試験の内容についてはお答えできません」と回答しています。 つまり同じ問題が出るとも出ないとも公表されていないのが正確な状況で、 断定している記事があってもその根拠は公式には見当たりません。

判断材料になるのは、公表されている次の2点です。

ここから言えるのは、「前回と同じ問題が出ること」を当てにした対策は成り立たないということです。 前回の問題を思い出して覚え直すより、出題範囲の穴を埋めるほうが確実です。31日はそれに使ってください。

落ちたのは恥ずかしいこと? 数字で言うと

IPAの統計では、令和7年度の合格率は38.3%。つまり受験した人の6割前後が落ちています。 しかも合格率は令和5年度47.1% → 令和6年度40.8% → 令和7年度38.3%と3年連続で下がっています難易度は下がった?で年度別に検算しました)。 「簡単になった試験に落ちた」という前提自体が、今の数字とは合っていません。

当サイトの取材でも、独学1年・過去問中心で勉強したIT未経験の方が 合格ラインまであと45点で不合格になっています("あと45点"で落ちた話)。 勉強量が足りなかったというより、配分と対策の型が合っていなかったケースでした。 落ちた原因を「努力不足」で片付けると、31日後も同じ結果になります。

31日で何を直すか:落ち方で分岐する

合否と一緒に科目ごとの評価点が受験者マイページで確認できます。 まずそこを見て、自分がどのパターンかを決めてください。

落ち方読み取れること31日の使い方
科目Bだけ届かなかった 知識はあるが、擬似言語のトレースが時間内に回っていない 毎日少しずつ手を動かす。科目Bの解き方練習問題
科目Aだけ届かなかった 範囲の穴。特定分野を落としている可能性が高い 分野の地図で穴を特定。科目Aの頻出分野/計算が弱いなら計算問題の演習
両方とも届かなかった 絶対量が足りていない。31日で両方は厳しい 最短日にこだわらず日程を後ろへ。勉強時間の逆算で必要量を出す
あと少しで両方届いた 型は合っている。詰めの精度の問題 新規インプットを止め、解ける状態の維持に集中。合格点シミュレーターで距離を確認

※採点はIRTにもとづくため、評価点は「正答数×配点」ではありません。分野別の正誤も公表されないので、 どこを落としたかは自分で演習して確かめることになります。

最短日に予約するべき?

31日後にすぐ入れたくなりますが、申込後のキャンセル・返金はできません。 受験手数料は毎回7,500円かかり、コンビニ・Pay-easyならさらに払込手数料が乗ります (受験料の内訳)。 「31日後に間に合う状態か」を先に見積もってから予約するのが、結果的にいちばん安く済みます。

まとめ

  1. 次に指定できる受験日は前回の受験日+31日目から。申込み手続き自体は受験の翌日ごろから可能
  2. 点数は持ち越せない。次回も科目A・科目Bの両方を受け直す
  3. 同じ問題が出るかは公式が答えていない。前回の問題を当てにする対策は成り立たない
  4. 合格率は38.3%=6割が落ちている。落ちたこと自体は珍しくない
  5. マイページの科目別の評価点を見て、31日の使い道を決める。間に合わないなら日程を後ろへ

よくある質問

基本情報は何回でも受けられますか?

受験資格に制限はなく、年齢や国籍などによる条件もないと案内されています。ただし受験日の間隔に制約があるため、実際に受けられるのは1年におよそ11回までという計算になります。回数そのものより、毎回7,500円の受験手数料がかかることのほうが効いてきます。

前回を欠席した場合も30日待つのですか?

欠席した場合は適用されないと案内されています。ルールの書き方が「前回の受験日の翌日から起算して」なので、実際に受験した人が対象です。ただし欠席しても受験手数料は返ってこないため、行けないと分かった時点で日程変更ができないかを先に確認したほうがいいでしょう。

再受験でも受験料はまた必要ですか?

必要です。受験申込後のキャンセル・返金はできないと案内されているので、1回目の分が戻ってくることもありません。コンビニやPay-easyで払うと払込手数料も毎回かかります。会社に経費精算する場合の書類は、受験料の領収書のガイドにまとめています。

科目A免除を使っていました。再受験でも免除は続きますか?

科目A免除(旧・午前免除)は認定講座の修了認定を受けてから一定期間だけ有効で、当サイトではおおむね1年を目安として案内しています。有効期間内の再受験であれば免除を使えますが、期限を過ぎると科目Aも受け直しになります。自分の修了認定がいつまで有効かを先に確認してください。

出典・ご注意

本記事の再受験の条件・手数料は2026年8月5日時点でIPA(情報処理推進機構)および受験申込サイトを運営する株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが公表している内容にもとづきます。受験日の間隔・申込みの運用・受験手数料は変更される場合があり、席の空き状況によって実際に予約できる日は変わります。合格率は公表統計にもとづく実績値で、個人の合否を予測するものではありません。学習計画の目安は当サイトの見解を含みます。申し込みの前に必ず最新の案内をご確認ください。

最終更新日: