基本情報技術者試験 当日の流れとCBTの受け方
勉強は進んでいても、「当日、会場で何が起きるのか」を知らないまま本番を迎える人は多いです。 基本情報はCBT(会場のパソコンで受ける方式)なので、紙の試験とは持ち物も進行も違います。 この記事では申込から結果確認までを時系列で整理します。
⚠️ 2026年内に受けるつもりの人へ(重要)
IPAの発表によると、CBT方式の試験はシステムリプレースのため2026年12月28日以降、実施が休止されます。 これに伴い、2026年9月1日以降に申し込む場合、選べる試験日は2026年12月27日までに限られます。
「通年でいつでも受けられる」という前提が、この年末に限っては当てはまりません。 年内に決着をつけたい人は、12月27日までの枠を早めに押さえてください。 会場ごとに開催日が異なるため、直前になるほど選択肢は減ります。
※この休止時期は当初「2026年4月27日以降」とされていたものが延期された経緯があり、今後も変更の可能性があります。再開時期は2026年秋以降にIPAから発表される予定です。申込前に必ずIPA公式で最新情報をご確認ください。
申込から当日までの流れ
- マイページ(利用者ID)を作る:IPAの受験申込サイトでアカウントを作成します。
- 試験日時と会場を自分で選ぶ:CBTは随時実施なので、空いている枠から選びます。ここが紙の試験との最大の違いで、自分の仕上がりに合わせて日程を決められます。
- 受験手数料を支払う:支払いが完了して申込が確定します。
- 確認票を印刷(または控えを保存):受験番号・利用者ID・確認コードが記載されています。当日必要です。
当日の持ち物
| 持ち物 | 補足 |
|---|---|
| 顔写真付きの本人確認書類 | これが無いと受験できません。運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、有効期限内の原本を1点。コピーや画像は不可 |
| 確認票 | 印刷して持参。印刷できない場合は受験番号・利用者ID・確認コードの3つを控えて持っていく |
| カバン | 机上に置けないものはすべて収納します。ロッカーや指定の場所に預ける運用が一般的 |
筆記用具とメモ用紙は会場で用意されます(持参したものは使えません)。 腕時計も外すよう指示されることが多く、時間は画面のタイマーで確認します。
※机上に置けるもの(ハンカチ・ティッシュ・目薬・飲み物など)の細かい扱いは会場によって異なります。申込後に案内される受験者注意説明書で必ず確認してください。
会場に着いてからの流れ
- 受付(試験開始前):本人確認書類と確認票を提示します。受付は試験開始時刻より前に始まるので、時間に余裕をもって到着してください。
- 私物を預ける:スマートフォン・時計・参考書などをカバンにしまい、指定の場所へ。
- 座席の案内:番号を指定され、その席に着きます。
- パソコンにログイン:受験番号などを入力して自分の試験を呼び出します。
- 試験開始:画面の指示に従って開始します。
- 終了・退出:時間内に終われば途中で終了できます。メモ用紙は持ち帰らず回収されます。
試験時間と時間配分
| 科目 | 出題数 | 試験時間 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 科目A | 60問 | 90分 | 約1分30秒 |
| 科目B | 20問 | 100分 | 約5分 |
数字にすると、科目Aは1問90秒、科目Bは1問5分。この差が両科目の性格をよく表しています。
- 科目A:迷った問題は飛ばして先へ。知識問題は「考えても出てこないものは出てこない」ので、粘る時間が最ももったいない科目です。一周してから戻れば十分間に合います。
- 科目B:1問5分は、擬似言語をトレースするには決して長くありません。手が止まったら潔く次へ。1問に10分かけると、そのぶん後半の2問を捨てることになります。
紙の試験と違って戸惑いやすいポイント
- 問題用紙に書き込めない:画面の文章に線を引けません。擬似言語のトレースは、配布されるメモ用紙に変数の値を書き出す形になります。この練習を一度もせずに本番に行くと、想像以上に手間取ります。
- 長い問題文はスクロールが必要:科目Bは1問が長く、画面に収まりきりません。上下を行き来しながら読むことになります。
- 周囲は別の試験を受けている:CBT会場では、隣の人がまったく違う試験を受けていることがあります。退出時刻もバラバラなので、人が出入りしても気にしないこと。
- 電卓は使えない:計算は手書きです。計算問題の型を手が覚えていれば問題ありません。
試験が終わったあと
最終的な合否は当日ではなく、後日、受験者マイページで確認します。 CBT方式のFEは、試験を受けた月の翌月に合格発表が行われるスケジュールで運用されています。 成績(評価点)もマイページで照会できます。
採点はIRT(項目応答理論)によるもので、単純な正答数の割合ではなく評価点が算出されます。 「何問正解したか」から合否を厳密に逆算することはできない仕組みです。 自己採点で目安をつけたい場合は 合格点シミュレーター をご利用ください。
通年で実施されているので、仮に届かなくても半年待つ必要はありません。 落ちた原因の見極め方は "あと45点"で落ちた話 が参考になります。
合格していた場合、紙の合格証書は合格発表からさらに約2週間後に発送されます。 発送日の目安と、会社に提出するとき「合格証書」「合格証明書」のどちらが要るかは 合格証書はいつ届く? で整理しています。
まとめ
- 当日やることは「本人確認 → ログイン → 解く」の3つ。顔写真付き本人確認書類だけは絶対に忘れない
- 筆記用具・メモ用紙は会場が用意。電卓は不可。メモは持ち帰れない
- 科目Aは1問90秒・科目Bは1問5分。粘らずに飛ばす判断が時間配分の要
- 合否は翌月にマイページで確認。採点はIRTで正答数からの逆算はできない
- 2026年12月28日以降はシステム更改で試験が休止予定(再開時期は2026年秋以降にIPAが発表予定)。年内に受けるなら12月27日までの枠を早めに確保する。日程は変更されうるので申込前に必ずIPA公式で確認
よくある質問
試験は科目Aと科目Bを同じ日に受けるのですか?
同じ日に受けます。CBT方式では受験申込時に自分で試験日時と会場を選び、当日は科目A(90分)に続けて科目B(100分)を受験するのが基本です。科目A免除制度を利用している場合は科目Bのみの受験になります(免除の有効期間はおおむね1年。詳しくは科目A免除ガイドを参照)。会場ごとの細かな運用は確認票の記載に従ってください。
電卓は持ち込めますか?
持ち込めません。計算は会場で用意されるメモ用紙と筆記用具で行います。もっとも、基本情報の計算問題は桁数が多くないものが中心なので、手計算で十分に対応できます。
遅刻したらどうなりますか?
試験開始時刻に間に合わない場合、受験できないおそれがあります。CBTは会場ごとに時間枠が決まっており、後ろにずらすことは基本的にできません。会場の場所と所要時間は前日までに必ず確認し、余裕をもって出発してください。
結果はその場で分かりますか?
最終的な合否は当日ではなく、後日、受験者マイページで確認します。CBT方式のFEは試験実施月の翌月に合格発表が行われるスケジュールで運用されています(正確な発表日はIPAの「合格発表日」ページをご確認ください)。
落ちたらすぐに再受験できますか?
通年で実施されているため、次の受験機会まで半年待つ必要はありません。ただし同一試験の再受験には受験間隔のルールが設けられている場合があるため、申込前にIPAの受験案内で確認してください。
出典・ご注意
- IPA 基本情報技術者試験(試験方式・出題数・試験時間)
- IPA 情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験(CBT方式)
- IPA CBT方式で実施する試験における2026年5月以降の試験実施について
- IPA 合格発表日、合格証書発送日、官報公示日
- IPA 科目A試験免除制度(基本情報技術者試験)
出題数・試験時間・試験方式・2026年12月28日以降の実施休止はIPA公表情報にもとづきます。一方、受付の開始時刻・机上に置けるものの範囲・私物の預け方といった当日の運用は試験会場によって異なり、また変更されることがあります。必ず申込後に案内される確認票・受験者注意説明書と、IPA公式の最新情報をご確認ください。本記事は受験を保証・代行するものではありません。
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