基本情報の受験料の領収書はどこで出す?経費精算に必要な書類と期限

会社に受験料を精算したいのに、IPAのサイトをいくら探しても領収書のボタンが見つからない。 検索して出てくる手順を試したら、それは応用情報や別の検定の話だった——受験料まわりでいちばん時間を溶かすのがここです。 基本情報(CBT方式)の領収書はIPAではなく受験申込サイト側で出します。 しかも経理に出すには領収書1枚では足りないことがあるので、必要な書類と期限をまとめて片付けてしまいましょう。

結論:領収書は「受験申込サイトのマイページ」から自分で出す

基本情報技術者試験(CBT方式)の申込みと受験手数料の支払いは、IPAではなく 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBT-Solutions)の受験申込サイトが扱っています。 IPA自身も、受験申込みに関する問い合わせ先としてこの会社の受験サポートセンターを案内しています。 つまり領収書の窓口もIPAではありません。申込みのときに作った受験者マイページからPDFで出します。

  1. 受験申込みに使った受験者マイページにログインする
  2. 「CBT申込」を開いて申込履歴を表示する
  3. 該当する試験の申込状況欄にある「領収書」ボタンを押す
  4. 表示された入力欄に希望の宛名を入れる(企業名を追加することもできます)
  5. 「領収書ダウンロード」を押してPDFを保存する

※受験申込サイトの共通の案内では、領収書を発行できるのは試験日の2日前からとされています (基本情報・情報セキュリティマネジメント専用のよくある質問には、この時期についての記載は見当たりません)。 コンビニやPay-easyで払った場合は、そもそも入金が確認されてからになります。 申し込んだ直後にボタンが見当たらなくても、まだその時期ではないだけ、というケースが多いところです。

経理に出すなら2枚セット:領収書+試験実施証明書

ここが見落とされがちな点です。受験申込サイトは、インボイス制度(適格請求書)について 「領収書」と「試験実施証明書」の2つの書類で消費税インボイスの構成要件を満たすと案内しています。 会社がインボイスの要件を満たす書類を求めているなら、領収書だけでは足りない可能性があるということです。

領収書試験実施証明書
示すもの 受験手数料を支払ったこと その試験を実際に受けたこと
出せる時期 共通の案内では試験日の2日前から 試験実施の翌日から
出す場所 受験者マイページ 受験者マイページ
インボイスとの関係 2つそろって消費税インボイスの構成要件を満たす、と案内されている
古いPDFを使い回さないこと。適格請求書発行事業者番号が入った領収書になるのは 2023年9月26日21時30分以降にダウンロードした分と案内されています。 それ以前に保存したPDFが手元にある人は、番号が入っていない可能性があるので、 期限内であればマイページから出し直したほうが安全です。

※試験のあとに必要になる書類(合格証書・合格証明書)は、これとはまったく別系統の手続きです。 そちらは 合格証書はいつ届く? にまとめています。

金額が7,500円ちょうどにならないことがある

精算の申請額と領収書の額が合わない、という詰まり方もよくあります。原因は払込手数料です。 受験手数料そのものは2026年8月5日時点で7,500円(情報処理技術者試験は消費税込み)ですが、 コンビニや銀行ATM(Pay-easy)で払うと、これとは別に330円の払込手数料がかかります (2024年12月1日以降の申込分。それ以前の申込分は308円と案内されています)。

支払方法払込手数料支払額の目安
クレジットカード7,500円
コンビニ330円7,830円
Pay-easy(銀行ATM)330円7,830円
バウチャー(受験チケット)チケットで充当

なお、この払込手数料が領収書の記載額に含まれるかどうかまでは案内されていません。 精算書に金額を書く前に、出力した領収書の実額を見るのが確実です。 クレジットカードで払った人は、利用明細に「CBTS受験申込サイト」と表示されます。 「IPA」や「基本情報」では出てこないので、明細で探すときの手がかりにしてください。

※バウチャー(受験チケット)は、クレジットカードやコンビニ/Pay-easyを使わずに決済できる電子的な金券です。 支払いはチケット番号の入力で完了するため、誰がそのチケットを購入したかで自分の精算が要るかどうかが変わります。 勤務先から番号を渡されて申し込んだ場合は、立て替えが発生していないことになります。

期限は2つある:「1年」と「2回目以降は再発行」

領収書は出しっぱなしにできるものではありません。制約が2つあります。

実務的に効いてくるのは2つ目です。先に宛名を確定させてから、1回で出すのが安全だということになります。 とりあえず自分の名前で出しておいて、あとから会社名で出し直す——という進め方をすると、 経理に提出するほうの領収書に「再発行」と入ります。書類として無効になるわけではありませんが、 社内規定によっては説明を求められることがあります。まず宛名の指定を確認してからボタンを押してください。

申し込む順番にも注意。受験申込サイトは 受験申込後のキャンセル・返金はできないと案内しています(遅刻などで受験できなかった場合も同じです)。 会社の事前承認が要るなら、承認を取ってから申し込むのが鉄則です。 日程を先に押さえたい気持ちは分かりますが、取り消せません。

検索結果が当てにならない理由(応用情報・高度とは別の窓口)

「情報処理技術者試験の領収書」で検索して出てくる手順が自分の画面と違う、というのはよくあることです。 同じIPAの試験でも、基本情報はCBT方式、応用情報・高度試験・情報処理安全確保支援士はPBT方式で、 よくある質問のページ自体が分かれています。

基本情報(FE)・情報セキュリティマネジメント(SG)応用情報(AP)・高度・支援士(SC)
方式CBT方式(通年・随時)PBT方式(決まった試験日)
案内ページCBT用のよくある質問PBT用のよくある質問(別ページ)
領収書の基本ルールどちらも「発行から1年以内」「2回目以降は再発行と表記」と同じ案内

つまり領収書のルール自体はほぼ共通で、違うのはどのマイページを開くかいつから出せるかのほうです。他資格の解説記事を読んで「ボタンが無い」と焦っている場合は、 たいてい見ている画面か時期が違うだけなので、上の手順に戻って確認してみてください。

まとめ

  1. 領収書はIPAではなく受験申込サイトのマイページからPDFで出す(宛名は自分で入力できる)
  2. インボイス対応が必要なら領収書+試験実施証明書の2枚。証明書は試験実施の翌日から出せる
  3. コンビニ・Pay-easyは払込手数料330円が別途。7,500円ちょうどとは限らないので実額を見る
  4. ダウンロードは発行から1年以内2回目以降は「再発行」と表記されるので宛名は先に確定させる
  5. 申込後のキャンセル・返金は不可。会社の承認が要るなら申し込む前に取る

よくある質問

不合格でも受験料は経費精算できますか?

書類の面では合否は関係ありません。領収書は支払いに対して発行されるものですし、試験を受けた事実を示す「試験実施証明書」も試験実施の翌日からダウンロードできます。ただし不合格の場合に費用を負担するかどうかは勤務先の規定によるので、資格支援制度の条件(合格時のみ補助、など)を先に確認してください。

領収書に但し書き(「受験料として」など)は入れられますか?

受験申込サイトの案内にあるのは、ダウンロード時に宛名を入力できるという点までで、但し書きを自分で指定できるとは案内されていません。経理から書式を細かく指定されている場合は、実際に出したPDFを見せて足りるかどうかを確認し、足りなければ受験サポートセンターに問い合わせるのが早いです。

ダウンロードしないまま1年を過ぎてしまいました。どうすればいいですか?

マイページからのダウンロードは発行から1年以内と案内されているため、期限後に自分で出せるかどうかは案内の範囲外です。まず受験サポートセンターに相談してください。クレジットカードの利用明細やコンビニ払込の控えで精算が通るかは勤務先の規定次第なので、そちらも並行して確認しておくと手戻りが減ります。

科目A免除の認定講座を受けた場合、その受講料の領収書もここで出せますか?

出せません。認定講座の受講料は講座を提供している事業者への支払いなので、領収書もその事業者が発行します。受験申込サイトで出せるのはIPAの試験に対して支払った受験手数料の分だけです。講座と受験は費用が別々にかかる点も含め、科目A免除のガイドで整理しています。

出典・ご注意

本記事の手数料・手順・期限は2026年8月5日時点でIPA(情報処理推進機構)および受験申込サイトを運営する株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが公表している内容にもとづきます。受験手数料や払込手数料は改定されることがあり、マイページの画面構成や書類の様式も変更される場合があります。また、経費精算で必要な書類・宛名・書式の要件は勤務先の規定や税務上の取り扱いによって異なります。実際の手続きの前に、必ず最新の案内と勤務先の規定をご確認ください。税務上の判断については所轄の税務署等にご相談ください。

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