基本情報に"あと45点"で落ちた話
この記事は、実際に基本情報技術者試験を受験した方への取材をもとに構成しています(本人同意のうえ、匿名で掲載)。 編集部が聞き取った内容を、ご本人の言葉を活かしてまとめました。
555点・555点。合格まで、あと45点だった
基本情報技術者試験の合格ラインは、科目A・科目Bともに600点(1,000点満点)。
Bさん(30歳・女性・IT未経験)の結果 → 不合格
両科目とも、合格ラインまで「あと45点」。
しかもBさんは、受験料の7,500円以外、教材に一切お金をかけていません。独学で、ここまで来ていました。
「独学だから落ちた」――この記事は、そういう話ではありません。むしろ逆です。
Bさんが使ったもの(ほぼ無料)
| 種類 | 使ったもの | 費用 |
|---|---|---|
| Webサイト | 過去問道場 | 無料 |
| 書籍 | 市販の入門テキスト1冊 | 書籍代のみ |
| YouTube | 基本情報技術者試験の解説動画 | 無料 |
「基本はひたすら過去問」。これがBさんの勉強法のすべてでした。
特に効いたのが過去問道場の科目B。「本番で同じような問題が出た」とのことで、 無料ツールだけでも科目Bの得点源を作れることを、身をもって示しています。
勉強のペースと順番
- 期間:約1年(IT未経験からのスタート)
- 平日:2時間(通勤時間を含む)
- 休日:2〜3時間(試験前日は6時間)
- 順番:まず科目Aを固め、少しずつ科目Bへ
- 続ける工夫:勉強会に参加してモチベーションを維持
働きながら、通勤時間もかき集めて。派手さはないけれど、これが「あと45点」まで積み上げた現実的な勉強量です。
つまずいたのは「科目Bの読解」
Bさんが一番しんどかったと語るのが、科目Bの読解。今も苦戦しているといいます。
「シンプルな構造すぎて、逆に難しいと感じる」(Bさん)
科目Bはアルゴリズム中心で、問題文そのものは複雑ではありません。でも、その"シンプルさ"を正確に読み解いて追いかける力が、 意外と鍛えにくい。ここは多くの受験者が同じ壁にぶつかるポイントです。
本当に落ちた原因は「直前期の過ごし方」だった
点数の内訳よりも、Bさん自身が振り返って一番悔やんでいたのが、試験直前の動き方でした。
「前日に、科目Bの解説動画を見てしまった。でも内容が入ってこなくて、逆に焦った」(Bさん)
そして本番では時間が足りず焦った。それでも諦めず、最後まで過去問道場で解き続けた――そういう受験だったそうです。
ここから得られる教訓は、とても具体的です。
教訓1:直前期は「過去問を解くだけの状態」にしておく
新しいインプット(動画・参考書)を前日に足すと、消化しきれず不安が増幅する。直前期は"回すだけ"に絞る。
教訓2:解説動画は「事前に」使う
Bさん自身、「動画は前日の追い込みで見るより、事前に身につけておけばよかった」と振り返っています。インプット系は早い段階で。
教訓3:科目Bの読解は、早めに・繰り返し
本番の時間切れは、読解スピード不足と直結します。科目Bは直前に詰めるより、早期から反復で"読む速さ"を作っておく。
これから受ける人へ
Bさんの結果は不合格でした。でもこの体験談が伝えているのは、悲観ではありません。
- 無料の教材だけで、合格ラインまであと45点まで行ける
- 落ちた原因は「独学」ではなく、直前期の運用と科目Bの読解という、次に必ず改善できるポイント
同じように独学で頑張っている人にとって、これは十分に現実的な射程です。
科目Bの読解を補強したいなら(必要な人だけ)
「独学では無理」と煽る箇所ではありません。Bさんのように科目Bの読解だけが伸び悩む人向けの、任意の選択肢です。
- 書籍で補強:科目Bに特化した問題集で、読解パターンを増やす。
- 講座で補強:通信講座は科目Bの解き方を体系的に解説。独学で科目Bだけが伸び悩む人には時短になり得る。
出典・ご注意
本記事・ツールの内容は執筆時点の情報にもとづく参考情報です。試験制度・日程・出題範囲は変更される場合があるため、受験の際は必ずIPA(情報処理推進機構)の公式情報をご確認ください。合否・学習成果を保証するものではありません。
最終更新日: